最良の培養環境のために
進化したタイムラプスインキュベータ「Geri」
受精卵を一定の温度、ガス濃度で培養する装置をインキュベータといいます。これまで胚(受精卵)の発育を観察する時には、インキュベータから外に取り出して観察する必要がありましたが、それは胚にはストレスになります。タイムラプスインキュベータでは顕微鏡が内蔵されているため、扉を開閉することなく観察を行うことができます。また、常時観察を続けることができることから、受精の様子や胚の発育を記録することができ、良好胚の選択にも役立ちます。
当院では、タイムラプスインキュベータの中でも新しい機種である「Geri」を県内ではじめて導入しました。
特徴
- これまでのタイムラプスインキュベータでは不可能だった加湿培養が可能となったことにより、培養環境のさらなる向上が期待できます。
- それぞれが独立したスペースになっているため、患者さんごとに他のスペースの影響を受けない、個別の管理が可能です。
- 画像解析技術を使った新しい自動解析システムEEVA™が使用可能であり、短期間の培養で良好胚を選択するための情報が得られます。(ご希望の場合は別途解析費用が必要です)